学生時代に悩んだアトピーと汗アレルギー

私は子どものころからアトピー体質で、肌のかゆみや炎症に悩んできました。
特に中学生のころは「汗アレルギー」と言われ、運動をすると肌が赤く腫れ、日常生活にも支障をきたしていました。
体育の授業や部活のあと、かゆみで眠れないこともありました。ステロイドを塗っても一時的に良くなるだけで、根本的な改善にはつながらず、ずっと苦しかったのを覚えています。
環境を変えて改善できたこと
クーラーを使って汗を避ける

高校に入学してからは、自分で過ごす環境を少しずつ工夫するようになりました。
特に夏は、クーラーの効いた部屋で過ごすようにし、汗をかくことをできるだけ避けました。
体温が上がるとすぐにかゆみが出ていたので、部屋の温度を管理することが症状の軽減につながったと感じています。
日焼けを防ぐことで炎症が軽くなった

また、日焼けを避けるようになったのも大きな変化でした。
直射日光を浴びると肌が赤くなり、かゆみが強くなることが多かったため、外出時には日陰を選び、日焼け止めや帽子でできる限り防ぐようにしました。
小さな工夫でしたが、炎症を少し抑えることができました。
高校進学で人間関係のストレスが減った

そして、環境の変化で一番大きかったのは 人間関係のストレスが減ったこと です。
高校受験で八尾高校に進学し、偏差値が近い子どもたちが集まる環境になりました。
そのおかげで無理な競争や孤立感が少なく、安心して過ごせるようになったんです。
ストレスが減っただけで肌の調子が良くなり、アトピーが以前より落ち着いたのは、当時の私にとって驚きでした。
花粉の季節だけは悪化した

ただし、改善できなかったこともあります。
それが 花粉の季節でした。
春になると目や口の周りが真っ赤に爛れ、かゆみと痛みでとてもつらかったです。
ステロイドを使っても効かない時期があり、「これだけはどうしても避けられない」と感じていました。
食生活を見直しても、花粉だけは大きな壁でした。
アトピー改善における環境の重要性

この経験を通して感じたのは、アトピーの改善において「環境を整えること」がとても大事だということです。
薬や食事だけでなく、
- 部屋の温度や湿度を調整する
- 日焼けや紫外線を避ける
- 人間関係や生活のストレスを減らす
といった工夫が、症状を軽くする大きな要因になりました。
もちろん、花粉のように完全に避けられないものもあります。
それでも「完璧に治すこと」を目指すのではなく、「少しでも楽に過ごせる工夫を積み重ねること」が大切なのだと思います。
同じ悩みを持つ方へ

もし、アトピーや汗アレルギーで悩んでいる方がいたら、ぜひ「環境を変えること」もひとつの選択肢として考えてみてほしいです。
暮らす場所や人間関係、部屋の過ごし方を見直すだけで、思った以上に体がラクになることがあります。
私の体験が、同じ悩みを抱えている方にとって、少しでも参考や希望になれば嬉しいです。