無理していたころの私

昔の私は「もっと頑張らなきゃ」「周りの期待に応えなきゃ」といつも自分を追い込んでいました。
体調が悪くても仕事や人付き合いを優先し、無理をして笑顔を作ることが当たり前になっていたんです。
でもその結果、心も体も限界を迎えました。
体調はどんどん崩れ、気分の浮き沈みも大きくなり、毎日が「やらなければいけないこと」で埋め尽くされていきました。
「このままじゃ自分らしく生きられない」――そう気づいたときから、私は少しずつ“手放す”ことを始めました。
手放したもの① やらなくてもいいこと

まず手放したのは「本当はやらなくてもいいこと」です。
完璧を目指していたころは、家事も仕事も「全部きちんとやらなきゃ」と思っていました。
でも、体調が悪いときに無理に家事をしても、結局また寝込んでしまう。
そうやって自分を追い込むことに意味はないと気づいたんです。
今は「今日も生きててえらい!」「掃除はできるときにできるだけでいい」と思えるようになりました。
少し肩の力を抜くだけで、心がとても軽くなります。
手放したもの② 無理な人間関係

次に手放したのは「無理な人間関係」です。
以前は「嫌われたくない」という気持ちが強く、合わない人とも付き合いを続けていました。
でも、会うたびに疲れてしまう相手と過ごす時間は、自分の大切なエネルギーを消耗してしまいます。
そこで思い切って距離を取るようにしました。
本当に大切にしたい人との時間を優先した方が、心はずっと安定します。
「誰と一緒にいるか」は、自分らしく生きるためにとても大きな要素だと実感しました。
手放したもの③ 無理な働き方

そしてもう一つ手放したのは「無理な働き方」です。
忙しい日々に疲れ果てて、心身が限界を迎えたこともありました。
その経験から「体調を優先する」「働き方を工夫する」ことを大切にするようになったんです。
今は、自分のペースでできることに集中しています。
小さな収入でも、自分の体と心を守りながら働ける方が、ずっと安心して暮らせます。
工夫していること

“手放す”ことを意識し始めてからは、暮らしの中でも自然と工夫が増えました。
- 予定を詰め込みすぎない
- 自然の中で過ごす時間を大切にする
- 発酵食品や玄米など、体を整える食事を意識する
無理をしない暮らしは、決して怠けているわけではなく、自分の軸を守るための選択なんだと思います。
無理しない暮らしがくれるもの

少しずつ手放していった結果、心も体も楽になりました。
- 心が軽くなり、気持ちに余裕が生まれた
- 体調が安定し、日常が過ごしやすくなった
- 本当に大切な人やことに時間を使えるようになった
無理をやめることで、自分らしい暮らしが少しずつ形になってきた気がします。
読者へのメッセージ

もし今、何かに追われて「無理をしている」と感じている方がいたら、ぜひ一度“手放す”ことを考えてみてほしいです。
やらなくてもいいこと、無理な人間関係、無理な働き方…。
それらを少しずつ手放すことで、自分らしい暮らしに近づいていけます。
無理しない暮らしはわがままではありません。
自分を守るための大切な選択です。
あなたもどうか、自分のペースを大切にしてください。